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種子発芽の様子茎・葉

 

セルリーはセリ科の一・ニ年生草本です。英名のセルリーが一般的ですが、和名ではオランダミツバ、市場流通名ではセロリと呼ばれています。緑葉のままのものもありますが、地上部をおおって軟白(なんぱく)し、葉を柔らかく香りを強くすることもあります。



種子は非常に小さく、ほぼ正五角形をしています。発芽(はつが)に光を必要とする好光性(こうこうせい)種子で、高温で発芽しにくいという特徴があります。種子にはセダノライドなどの香気(こうき)成分が含まれていて、強い芳香(ほうこう)があります。同じセリ科のニンジンと似た形をしています。



発芽適温は18〜20℃です。15℃以下では長い期間がかかり、25℃以上では発芽率が急激に低下します。適温播種(はしゅ)でも発芽までに10〜20日間と他の野菜に比べて日数がかかります。発芽には多くの水分が必要で、変温の有効性も認められています。また、発芽に光を必要とすることから、覆土(ふくど)は薄くする必要があります。



根出葉(こんしゅつよう)といい、茎が短くて根から直接葉が発生しているように見えます。長い葉柄(ようへい)を伸ばし、収穫時には草丈30〜75cmになります。葉柄(ようへい)の第1節間が最も長くて太く、その中に葉肉が充満していきます。第2、第3節間と上にいくほど節間は細く、短くなり、節両側につく葉も小さくなって、先端に頂葉(ちょうちょう)が着きます。香気成分として茎葉にアピインという配糖体(はいとうたい)が含まれていて、特有の強い香りがします。


葉色・葉柄(ようへい)色には品種差が大きく、濃緑〜黄緑紫色など様々です。株の心部も白色から黄色となるものまであります。草姿は生育初期では伏性で、後期には立性(りっせい)になります。また、日長時間が長くなるほど、また光が弱いほど立性となり、短日下や光度が強いと伏性になります。日射が強いと生育が抑制(よくせい)されます。


4〜5月頃抽(ちゅう)だいして、複散形花序(ふくさんけいかじょ)に小さな白い花をつけます。5本の雄ずいはやや長く、2本の花柱は短く、雄ずい先熟(せんじゅく)です。


根は、数本の支根(えだね)が60〜100cm程度まで伸びますが、浅根性で大部分は深さ35cm前後に分布します。根の皮層(ひそう)組織中に通導(つうどう)組織が発達し、根に酸素(さんそ)が供給されます。根は酸素を多く必要としますが、多湿(たしつ)を好み、水分が多いほど生育は旺盛(おうせい)になります。