・ 増え方 ・ 穴は通気孔 ・ ハチの巣に似たハス ・
レンコンは根ではなく、地下茎(ちかけい)が肥大(ひだい)したものです。種レンコンは、3〜4月に3節ほどつけた状態で湿田(しつでん)や浅い沼に植え付けます。種レンコンの地下茎はやや斜め下に伸び、節ごとに水上には葉を、地中には地下茎を伸ばします。この地下茎が先へ先へと枝分かれしながら太くなり、子レンコンができ、孫レンコンができるのです。
ハスは水生植物のため、空気を運ぶ通気組織、穴(気孔)がよく発達しています。葉、茎、花などのすべての部分に縦に貫通(かんつう)した数本の穴があり、地下茎であるレンコンに連結しています。この穴によって葉から取り入れた空気を根に送り込んでいます。レンコンには肥大の強弱、品種などによって異なりますが、真ん中に1個、周りに9個の計10個の大きな穴が見られます。
蓮(はす)の花が咲いた後、実の入った花托(かたく)が肥大します。この表面がハチの巣に似ているため、古くは「蜂巣(はちす)」それが略されて「はす」になりました。この蓮の肥大(ひだい)した地下茎が食用になる「レンコン」です。