・ シブ抜き ・ 最初は花を観賞用として ・ 縁起のよい食べ物 ・
レンコンの表皮が赤褐色や暗褐色になるのは、表皮に酸化鉄(さんかてつ)等が沈着(ちんちゃく)するためです。茎葉を刈り取り酸素の供給を遮断(しゃだん)すれば沈着を防げます。シブ(酸化鉄の沈着)抜きは、収穫前に地際(ちぎわ)から茎葉を刈り取り、10日前後たん水状態にします。表面の赤シブが除去されて品質がよくなります。
ハスは日本には奈良時代に仏教とともに伝えられました。はじめは観賞(かんしょう)用でした。食用品種は鎌倉時代以降、僧道元らにより中国から導入(どうにゅう)され、各地に広がって現在の在来種(ざいらいしゅ)のもとになりました。
薄桃色の神秘的な美しい花で種が多いことから、多産(子供がたくさん産まれること)の民族信仰につながりました。古代インドでは、神がハスから誕生したという神話があり、聖なる花、吉祥(おめでたいことのきざし)の象徴(しょうちょう)とされ、多産、生命、神秘のシンボルにもなっています。また日本でも、穴があいていることから、「先が見える・見通しがきく」縁起(えんぎ)のよい食べ物とされ、お節料理やお祝いごとなどの慶事(けいじ)には欠かせない食べ物となっています。