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[子芋用品種]石川早生土垂早生蓮葉えぐ芋烏播[親・子芋兼用品種]八つ頭大吉エビイモ・唐芋赤芽[親芋用品種]タケノコイモタイモ[葉柄専用種]蓮芋山津水芋

 

親芋は食用にはむきません。子・孫・ひ孫芋が多数つき、これが食用として利用されています。その品種には、石川早生、土垂(ドダレ)、えぐ芋などがあります。



石川早生(イシカワワセ)
子芋用の極早生種で、草丈(くさたけ)が低く、葉柄は淡縁で基部(きぶ)に黒紫色の裾(すそ)かけがあります。この品種のうち、丸芋系を何代にもわたって選抜したものを、「石川早生丸」といいます。親芋は小さいけれど、子芋、孫芋の着生はたくさんあります。芋表面のみの毛が多く、肉質のねばりが高く、貯蔵性が高い等の特徴があります。3倍体品種です。



土垂(ドダレ)
早生(ワセ)・中生(ナカテ)・晩生(オクテ)があります。芋は長丸型で、子芋の数が多く豊産です。葉柄(ようへい)は淡緑で明るく、長くたれるのでこの名前が付きました。丸型の中生種の収穫がもっとも多く、粘質(ねんしつ)で品質もよい芋です。3倍体品種です。



早生蓮葉(ワセハスバ)
石川早生につぐ子芋用早生品種で、茶色は濃く、葉柄は緑色です。葉柄にほぼ直角に葉身(ようしん)が着きます。子芋より孫芋の方が発育がよく、やや長丸型で、形がよくそろいます。芋のえぐみがもっとも少ない品種です。収穫は多いのですが、耐乾性が弱く、亀裂(きれつ)ができやすいのも特徴です。3倍体品種です。


えぐ芋(エグイモ)
中生の子芋用品種です。子・孫芋の数はもっとも多く、収量ももっとも多い品種です。やや軟質(なんしつ)で食味は必ずしもよくないですが、耐寒性、および耐乾性に優れています。山畑の乾燥地帯での栽培が多い品種です。3倍体品種です。


烏播(ウーハン)
中生の子芋用品種です。子芋は大きく、収量が多く、肉質良好で粘質(ねんしつ)な芋です。耐乾性がもっとも強い品種です。


親芋は肥大し、比較的大きな球形の芋を作ります。親芋も、子芋も食用とされます。



八つ頭(ヤツガシラ)
唐芋が変化したもので、一つの芋からたくさんの芽が出る性質があります。水分がすくなく粉質で、デンプン含有量が高く味のよい高級品とされています。また、ヤツガシラの葉柄はえぐ味がすくないので、ずいきや、芋がら(茎やそれを干したもの)として食されています。



大吉
‘大吉’は「セレベス」とも呼ばれていて、小芋が丸型、肉質はやや粉質、収量が多く、品質も良好です。3倍体品種です。



エビイモ・唐芋(トウノイモ)
エビイモとして市場に出回っているものは特別に曲げて育ててエビのようにしたものです。ほくほくとした粉質で、やや固く、独特の味わいがあって、人気があります。



赤芽(アカメ)
晩生で、親芋、子芋兼用種です。芋についている芽が赤いのが特徴です。イモは長形の粉質(ふんしつ)です。葉・葉柄は大きく、草丈が高く、葉柄はかぎ型に屈曲(くっきょく)しています。首部は濃紅赤色、基部(きぶ)は淡紅赤色をしています。収量が多く、品質も良好です。3倍体品種です。


子芋の着生が少なく、肥大しませんが、親芋が大きくなります。



タケノコイモ
京イモとも呼ばれているヤツガシラの仲間で、ごく長い円筒形のイモです。イモの半分以上が土から出ていて、その姿がタケノコに似ていることからこの名前がつきました。寒さに弱く、九州地方で栽培されています。



タイモ
沖縄で田芋(タンムーと発音)と呼ばれるサトイモで、水田で栽培されることから、水芋とも呼ばれています。子芋はあまりつかず、主に親芋を食用とします。ほかの地域のサトイモとはことなるため、別のルートから日本に到着したと考えられます。


おもに、葉柄をしょくようとするもので、蓮芋(ハスイモ)や山津(ヤマツ)水芋が代表的です。


蓮芋(ハスイモ)
葉の葉脈がはっきり出ています。地下部分の芋は小さく、食用にはなりません。葉柄を野菜として利用します。葉柄の断面にはレンコンのような穴がいくつも開いていて、このためハスイモと呼ばれています。生のまま食べることが出来ます。


山津水芋
佐賀県の特産品で、水田で栽培されています。昔の佐賀県では野菜栽培は農閑期(のうかんき)にしかできなかったため、ずいき用のサトイモが栽培されるようになりました。