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救荒作物としてのソバ水に溶けるタンパク質ソバ湯の栄養

 

昔の日本では、細長く麺(めん)にうったソバ(ソバ切り)ではなく、ソバの実をそのままおかゆにしたり、実を粉にひいてお湯でねったもの(ソバがき)を食べていました。荒れた土地でも短い期間でつくれるソバは、飢(き)きんのときに人々を飢えから救う作物(さくもつ)として育てられてきました。


ソバは、米や麦、トウモロコシなどの穀類(こくるい)のなかで、もっとも多くタンパク質を含み、人間のからだの中でつくることのできない必須(ひっす)アミノ酸がバランスよく含まれています。また、小麦粉などのタンパク質は水に溶けないため、火を通してタンパク質を消化しやすくしないとお腹をこわしてしまいますが、ソバのなかのタンパク質は水に溶けるので、水でねるだけでお腹をこわさずに食べられます。


ソバ切りにしてゆでると、ゆで汁のなかにルチンやタンパク質などの栄養がとけだしてしまいます。そのため、ソバ湯を飲むのはとてもかしこい食べ方だと言えます。