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故郷についてヨーロッパへの伝来アメリカ大陸へ南アメリカへ日本への渡来

 

現在世界中で栽培されているダイズの故郷はいったいどこなのでしょう。どのように世界に広がって行ったのか見てみましょう。


ダイズの故郷は、一般に中国の東北部と言われていますが、はっきりした場所はわかっていません。栽培は少なくともおよそ5000年前と考えられ、それ以前の大昔の人々は野生のツルマメという植物を食べていました。ツルマメはダイズの祖先であると言われ、現在でも中国、朝鮮半島、日本などに自生しています。


ダイズはアジアでは古い歴史があり、人々に受け入れられてきましたが、ヨーロッパに広がったのは18世紀になってからでした。実はもっと昔に伝えられたのですが、ヨーロッパの人々には好まれず、浸透しませんでした。


アメリカへは19世紀に伝わり、20世紀半ばに本格的に栽培されるようになりました。それまでほぼアジアでのみ栽培されていたダイズが世界中に広がっていきます。生産量もアメリカが圧倒的に多く、現在のアメリカの農業にとってダイズは欠かせないものになっています。


その後さらに遅れて、ブラジル・アルゼンチンなどの南アメリカの国々で、ダイズが栽培されるようになりました。これらの国々は、今ではアメリカに次ぐダイズの生産地として、重要な位置を占めています。
このように世界中でダイズが栽培されるようになったのも、ダイズがどんな土地でも簡単に生育することができるからなのです。


ダイズは中国の東北部を故郷とし、その後アジアのさまざまな地域に伝わりました。
日本へは、大陸から朝鮮半島を渡って伝わってきたといわれています。縄文時代の遺跡から炭化したダイズが発見されていることから、少なくともそのころには食べられ、栽培は弥生時代に入ってからではないかと考えられています。ダイズは栽培しやすく、加工に適し、栄養価も高いことから、日本人にとって主食にしているコメと同じくらい重要な作物でした。その証拠に、年中行事などのさまざまな場面で、日本人の生活の中にダイズは登場しています。