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イモの神様はお百姓さん宇宙食にピッタリマオリ族のサツマイモ

 

サツマイモはたのもしい作物

サツマイモは、沢山の人を養えるだけでなく、天候が不順で、お米がとれないような年でも収穫できる、とてもたのもしい作物です。
飢饉(ききん)の時に、命を救ってくれるサツマイモをどうしたら上手につくれるか、知恵を働かせてきたのは、江戸時代のお役人だった青木昆陽(あおきこんよう)のような人物だけでなく、普通のお百姓さんたちでもあったのです。そんなお百姓さんたちがみんなから感謝されて、イモ神様、イモじいさんと呼ばれて、神社などにまつられるようになりました。


サツマイモはNASAで品種改良されています

アメリカ航空宇宙局NASAでは宇宙船や宇宙農場で栽培できる作物として稲、麦、いもなどの研究に力を入れてきましたが、宇宙食にピッタリの食品として、サツマイモが注目されています。サツマイモはNASAで品種改良が試みられ、もっとも有望な宇宙食になっています。
サツマイモが環境への適応力が強く、丈夫で早く育ち、いもだけでなく葉や茎も食べられる、その上、ビタミン類を多く含み、栄養も豊富です。そのためサツマイモは、完全なリサイクルを要求される宇宙食としてはぴったりなのです。


絶滅したマオリ族の伝統食「クマラ」が20年ぶりに里帰り

10世紀ころ南太平洋の島からニュージーランドへ渡来したマオリ族。その主食はサツマイモ(現地語ではクマラ)でした。近年、マオリ族の伝統的な祭りに使うクマラの品種はすでに消滅してしまいました。
ところが、つくば市にある農業研究センターにその種芋が20年間保存されていたのです。昭和63年に、マオリ族の長老が日本を訪れ、種芋の里帰りの儀式がおこなわれました。