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千住群九条群加賀群株ネギ群晩ネギ群やぐらネギ群ネギの仲間

 

ネギの品種は、生育特性や用途により、千住群、加賀群、九条群、株ネギ群、晩ネギ群、やぐらネギ群等の品種群に分類されます。古くから、九条群の品種は葉ネギとして主に西日本で、千住群や加賀群の品種は根深ネギとして主に東日本で栽培され、利用されてきました。



現在根深ネギの主要品種となっている品種で、主に関東地方で栽培されてきました。各地の気候に適した系統(けいとう)が選ばれ、その葉の色の濃さによって「黒柄」、「合柄」、「赤柄」等と呼ばれています。分げつが少なく、葉身(ようしん)・葉鞘(ようしょう)は太くて長く、土寄せによって長い軟白部(なんぱくぶ)を形成します。葉鞘のえり部が堅(かた)くしまり、栽培や輸送がしやすい品種が主流です。

最近はそろいが優れ栽培しやすい、種苗会社の育成したF1品種が主流になりつつあります。

代表的品種には「金長」や「吉蔵」、新しく育成された一代雑種(F1)の「夏扇2号」などがあります。


九条ネギは葉ネギの代表品種です。主に西日本で栽培されます。低温での生長に優れ、暖地では冬季でも生長を続けます。分げつが多く、葉身(ようしん)部は長くて細く、葉肉は薄く軟らかくなっています。葉鞘(ようしょう)部とともに葉身を食べます。

代表的品種には、葉色が濃く分げつが5〜6本の「九条太」、葉色が薄く10本前後に分げつする「九条細」、千住と九条の中間型で葉身・葉鞘とも長く伸び、根深ネギとしても利用できる「越津」があります。より小さい苗を収穫する「小ネギ(万能ネギ)」にも主にこのタイプの品種が使われています。


冬に地上部が枯れて休眠し、長期間の積雪に耐える越冬性があります。東北、北陸や北関東などの積雪地で主に根深ネギとして栽培されてきました。軟白した葉鞘(ようしょう)部は軟らかく、たいへんおいしいネギです。

代表的品種には、葉鞘・葉身(ようしん)が太く長い根深ネギ用の「松本一本」、葉鞘がきわめて太くて短く、鍋物に最高とされるブランドネギ「下仁田」、分げつ性があり葉ネギとして利用される「岩槻」があります。


抽だい(花茎が伸びること)せず、種子ができないため、株分けで増やします。代表的品種の「坊主しらず」は、普通のネギが抽だいして出荷できない5〜6月に、一本ネギの代わりとして出荷されます。ただし、分げつ性のため、葉鞘(ようしょう)部は一本ネギのように丸くなりにくく、締まりも劣ります。

代表的品種には「坊主しらず」「ワケネギ」があります。


千住系品種より抽だいが20日以上遅く、3月下旬から5月上旬まで出荷できる根深ネギです。分げつが多くて、一本ネギのように葉鞘(はしょう)部の形は丸くなりにくいですが、沢山収穫できます。

代表的品種には「越谷太」があります。


花茎(かけい)上に珠芽(しゅが)をつけて、これがやぐら上に小花茎をつくり、これを植えて増殖します。草の丈は低いですが分げつし、葉身(ようしん)は細く濃緑色です。冬季に休眠に入って地上に出た部分は枯れます。
東北地方の夏の家庭用葉ネギとして栽培されます。


ネギの仲間には、タマネギやワケギ、ニラ、ラッキョウ、ニンニクなどがあります。