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種子発芽葉の成長穂の分化穂の結実

 

スイートコーンは、イネ科に属する一年草でトウモロコシの中の甘味種に属する種の総称です。雌穂(おすほ)の子実が未熟なうちに収穫します。風媒(ふうばい)による他家受精(たかじゅせい)を主体とする植物です。




トウモロコシの種子は、胚(はい)と胚乳(はいにゅう)からできています。スイートコーンの種子は胚乳にデンプンがたまりにくいのでしわくちゃです。種子は、水分を吸収してふくらみ、吸収量が種子の重さの70〜80%に達すると発芽します。吸収は低温でおそく、高温ではやくなり、発芽に要する日数は気温13℃前後で18〜20日、15〜18℃で8〜10日です。



発芽するとまず主根(しゅこん)が出て、つぎに幼葉鞘(しょう)があらわれ、さらに一対の側根(そくこん)が出ます。


トウモロコシの葉は、発芽後、茎を伸ばしながら展開し、その数を増していきます。葉は大きく長く、とくに雌穂に近い節の葉が最大となります。


茎の下位の節から分げつと根が発生しますが、分げつ数は少なく、0〜2本で品種によってちがいます。草丈は1.5〜2.0mを越える場合が多く、主稈(しゅかん)の節数は14〜20となります。稈(かん)は直径2〜3cmと太く、外側の表皮は強いですが、内部の髄(ずい)はやわらかいです。

※稈(かん)とは、中空な茎のことをいいます。


発芽後2〜3週間は、主根(しゅこん)が養水分の吸収をおこないます。その後は、側根や地上の節から出る支柱根(しちゅうこん)が養水分を吸収します。根系は、ひげ根状で幅60〜70cm、深さ70cmの範囲に広がります。




トウモロコシの花は、雌雄が別々の単性花(たんせいか)で、雌雄同株(しゆうどうかぶ)です。雄穂は稈(かん)の先端に、雌穂は稈の節数で下から2/3くらいの葉えきにつきます。雄穂は雌穂より数日はやく出てきて、花が咲いて花粉を出すころに雌穂から絹糸が出てきます。ふつう、1株に1〜2本の雌穂がつきます。穂軸は長い円筒形で、その表面に縦に8〜20列、1列に40〜50個の雌花がつき、その外側を葉鞘(ようしょう)の変形した苞葉(ほうよう)がつつんで保護しています。雌穂から長い絹糸状の花柱が伸び、柱頭が苞葉の先端から出始めた状態が開花です。

※苞葉〈ほうよう〉とは、花の基部(きぶ)につく葉のことです。


種子は受精後40〜50日で成熟します。乳熟期(受精後20日前後)、糊熟期(8〜10日)、黄熟期(約10日、子実の水分約35%前後)を経て成熟期(完熟期)に達します。子実の水分は20%前後になります。スイートコーンは、乳熟期に収穫します。


実の食味は、子実内の水分・糖・デンプンが含まれるバランスによって決まるので、適熟期の収穫が重要です。