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種子発芽の様子茎葉・球

 

ユリ科の多年草です。タマネギは、チューリップなどの球根(きゅうこん)植物と性質の似た植物です。黄色、赤色や白色があり、また辛みの強弱があるものや、分球(ぶんきゅう)性のもの(シャロット)もあります。



タマネギの種子は楯(たて)形で角張っていて、腹面は平らで表面にはしわがあります。有胚乳(ゆうはいにゅう)種子で、発芽(はつが)に必要な養分は胚乳(はいにゅう)にたくわえられています。胚(はい)は糸状でらせん状に曲がっています。



発芽(はつが)適温は20℃前後です。


茎葉:葉はネギと同様の筒(つつ)状で、筒の表面が広葉植物(こうようしょくぶつ)の葉の裏側にあたります。気孔(きこう)は表面にあり、過蒸散(かじょうさん)による葉先枯れや葉の病害が生じやすい原因になっています。



球:葉身(ようしん)の基部(きぶ)は葉しょうと呼ばれ、さや状になっています。葉しょう基部が肥厚(ひあつ)して肥厚葉となり、球根(きゅうこん)が形成されます。タマネギの球根部は鱗(りん)茎と呼ばれてきましたが、茎は正確には低部にあるわずかな短縮茎部を指すことから、現在では球根全体を単に球と呼ぶようになってきています。タマネギの球は、養分を蓄(たくわ)えるように特殊(とくしゅ)化した葉(鱗片葉:葉身のない葉梢だけの葉)が同心円状に集合したものです。

球が形成されて成熟(せいじゅく)期に入ると、止め葉といわれる短い葉が出葉し新葉が展開しなくなります。その後、葉しょう部(首部)が中空状態となり、自然に倒伏(とうふく)します。球は葉しょう部が肥厚(ひあつ)し肥大します。球の肥大は倒伏後も葉が枯れるまで続きます。


タマネギは、緑色植物春化型(グリーンプラント バーナリゼーション タイプ)に属し、ある大きさに達した株がある温度以下の低温に一定期間遭遇すると、生長点が花芽に分化します。その後、長日・高温下で花茎が伸長して抽だいします。



タマネギの根系は小さくあまり発達しません。土壌(どじょう)水分が減少すると球の肥大(ひだい)がわるくなります。